重賞黙示録

函館スプリントS考察

公開日:2023年6月9日


美浦トレーニングセンターでは
日本ダービー翌日から
『美浦坂路』が閉鎖されています。

距離を延ばして
高低差を18mから33mへ改修。

新しい美浦の坂路は、
10月3日からの運用で
当然、その間は
追い切りでも
普段の軽目キャンター
でも使えないそうです。

それにしても
18m → 33m 
って凄い変化ですよね。

地中深くからスタートするそうですよ。

新しくパワーアップする
『美浦坂路』を10月まで待ちましょう。


話は変わって
5月31日の『栗東坂路』で
物凄い1ハロン時計がマークされました。

ブトンドールがマークした

1ハロン・・・11.3秒 です。

過去3999日前にさかのぼって
1ハロン最速を調べてみました。

『美浦坂路』では
11.2秒という記録がありますが、
『栗東坂路』ではやはり
11.3秒は最速タイの値となります。

2021年7月15日
ゴールデンプルーフ 11.3秒

2013年9月1日
ダッシャーゴーゴー 11.3秒

2022年6月1日
ナムラクレア 11.3秒

2023年5月31日
ブトンドール 11.3秒

この4例のみです。

1ハロン・・・11.3秒は
滅多にお目にかかれない数字と言えるでしょう。


ナムラクレアと聞いて
勘のいい人はわかると思いますが、
昨年の函館スプリントS優勝馬です。

函館へ移動する1週前に11.3秒を出して
最終追い切りは函館競馬場で行い、
函館スプリントSを制しています。

ブトンドールもまったく同じ調整過程です。

ナムラクレア(3歳牝馬)は
桜花賞3着後の一戦でした。

ブトンドール(3歳牝馬)は
桜花賞9着後の一戦となります。

桜花賞の着順こそ見劣りますが、
函館2戦2勝という実績は大きな武器。

『 1ハロン・・・11.3秒 』

この秀逸な数字を信じて、
《軸1頭ながし》体制で
バシッと勝負します。


それでは発表します。

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